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白癬(手・足・体部/爪/頭部)

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  • 足白癬・手白癬
    足白癬・手白癬は無毛で角質が緻密で厚い部分に生じ、臨床像が似ています。
    足白癬には、趾間型、小水疱型、角質増殖型があります。
    手白癬は角質増殖型が多く、しばしば手爪白癬を合併しています。
  • 体部白癬
    体部白癬は、生毛部(産毛が生えている部位)のうち陰股部を除く部位に生じる白癬をいいます。
    したがって本邦では手背・足背も体部白癬と診断されています。
    体部白癬のうち、顔面の発疹は弧状や環状を呈するとは限りません。直接鏡検はかかさずに。
爪白癬
白癬菌は爪の先端下部または側縁から入りこみます。爪白癬の臨床像は爪下の角質増殖が生じ、爪先端が肥厚・脆弱化し、黄色または白色調に混濁します。

他の爪疾患との鑑別は真菌検査による菌の確認が重要です。すべての爪が罹患していたり、爪甲表面が粗造であるなど、変形を認めるときは多くは爪白癬ではありません。

爪白癬の治療は内服療法を選択します。
軽度の爪白癬は外用療法のみでも治癒することがあります。

治療は、健常な爪に生えかわることを目的とします。爪の中に有効濃度の薬剤が貯留していれば、内服を中止した後も爪は改善していきます。そのためテルビナフィンは6ヵ月、イトラコナゾールはパルス療法3回で混濁が残った状態でも内服を終了します。爪甲肥厚が著しい場合はあらかじめ病変部を除去しておくこともあります。

頭部白癬
頭部白癬の皮疹の基本は脱毛斑です。
頭部白癬には頭部浅在性白癬、black dot ringworm(黒状点白癬)があります。化膿性炎症を伴う例はケルスス禿瘡と診断されます。
病型 臨床像
頭部浅在性白癬 紅斑、鱗屑を伴う。
black dot ringworm(黒状点白癬) 白癬菌が毛包内に寄生し、面皰様の黒点が点在する。
毛が脆弱になり皮膚面で切断される。
ケルスス禿瘡 膿疱が多発する。

頭部白癬の治療には抗真菌剤を内服します。治療期間は罹患した毛髪が毛包より排出される2〜3ヵ月が目安です。

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